2020年は大変な年になってしまいましたね。
毎日増え続ける感染者数に恐怖を感じます。
我が家の子どもたちはこれまで呼吸器系の疾患が多く、万が一新型コロナウイルスに感染してしまったらと考えると不安で夜も眠れません。
以前子どもが肺炎で入院した時の経験を踏まえ、役に立ちそうなパルスオキシメーターを購入してみました。
子どもの新型コロナウイルスの初期症状は見分けられる?
これまでに分かっているのは、発熱・強い倦怠感・咳・喉の不快感などですよね。
これは成人も小児も基本的に変わらないでしょう。
しかし、初期症状は人によって違うようで、最近では嗅覚や味覚の喪失などの特徴も報告されています。
厚生労働省では下記の症状が見られる場合には帰国者・接触者相談センターへ相談するよう案内しています。なお、同センターは24時間対応しています。
子供の状態を見極めるのはむずかしい
とはいえ、子どもの倦怠感や息苦しさを正確に判断するのは難しいと思います。
休校や外出の自粛などにより日常と違う生活を強いられているので、風邪や体調不良の時に感じる「なんかいつもと違うかも…」という子どもからのサインを見極めるのが難しいのです。
我が家には2人の子どもがいますが、上の子は7才までクループ症候群を繰り返し発症していました。
下の子もクループ症候群を発症した際には入院が必要となり、肺炎での入院も経験しているのでおそらく2人とも呼吸器系が弱いと思われます。
このような既往歴がある子どもが発熱した場合に4日間自宅で様子を見ているのは、正直怖いなと感じます。
そこで、我が家は体温測定に加え手軽に血中酸素飽和度が計測できる【パルスオキシメーター】を導入することにしました。
成人用ですが、5歳男児でも計測できました。指が細すぎると計測できないことがあるようです。子どもには小児用または小児兼用をおすすめします。
パルスオキシメーターとは?
パルスオキシメーターは赤色・赤外の2種類の光を利用して、動脈血の酸素飽和度を簡便にリアルタイムでモニターするための医療機器です。
医療機器といっても近年ではスポーツや登山などのシーンで用いられることも増えてきたようで、Amazonなどで簡単に購入することができます。
クリップのような形状になっていて、指先をはさむだけでかんたんに計測できます。
血中酸素飽和度は記号でSpO2と言い、一般に、安静時のSpO2正常値は96~99%とされており、90~95%の場合は注意が必要、90%以下の場合は何らかの積極的な対処が必要と考えられています。
子どもの肺炎入院の経験から
下の子が肺炎にかかったとき、全く咳はしていませんでした。
発熱があり、寝ていたのですが夜になって呼吸が苦しそうになり、陥没呼吸を起こしていたので救急病院で診察を受けたところ肺炎と診断され、血中酸素飽和度が低い(88~90%)だったので入院することになったのです。
ただし、苦しそうに呼吸をしていたのはその一晩だけでした。
管理されていたとはいえ、翌日も翌々日も酸素飽和度はあまり上がらず93%前後。
にもかかわらず、見た目には全然苦しそうにしておらず、大好きなコーラを上機嫌に飲んでいる。
この経験から、私は「子どもの息苦しさ」を見分ける自信が全くないのです。
ですからパルスオキシメーターを用いて、酸素の状態を数値として可視化することの必要性を感じています。
一部メディアや医師らがパルスオキシメーターを紹介しました
テレビ朝日 【サンデーLIVE!!】にてパルスオキシメーターが紹介されました。
これまで書いてきた内容に基づき私は購入する判断に至りましたが、パルスオキシメーターは新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判断するものではありません。
必要としている方のために、買占めは絶対にやめてください。
また、これは医療機器ですので転売すると法律違反になることがあります。
パルスオキシメーターはお守り的存在
慢性疾患ではないものの呼吸器系が弱い子どものために、持っていると安心できると感じました。
パルスオキシメーターを持っていることによって、受診の目安がわかるようになります。
ただし、酸素飽和度の数値が95%を下回ったからといってすぐに救急病院などに駆け込むのはまた違う気がします。
正確に計測できているか、全身状態はどうか、などは素人には分かりません。
体温、酸素飽和度、本人の様子など総合的に判断し、受診するか否か決めると良いと思います。
注文時は5000円ほどで購入できたのですが、現在は価格が上昇しているようです。
一刻も早く新型コロナウイルスのまん延が終息するよう願っています。
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