世の中が新型コロナウィルスに侵略されて1年以上が経つ。
いろいろ大変なことはあったけど、主婦たちの最大のストレスは三食の食事作りだと思っている。
休校やリモートワーク、自粛などにより「お家時間」がどーーーんと増え、それに伴い家で食事を作る機会もこれまたどーーーーんと増加したことは言うまでもない。
私はこの1年間、家族にとんでもないズボラ料理を提供してきたが、この本は料理の楽しさを再認識させてくれたのである。
カレンさんは料理上手?
本業はモデル・タレントであるカレンさんは独特な感性の持ち主で、とんでもない日本語をブッこんでくるカレンさん。
ハーフで海外育ちかと思えば、なんと日本生まれ日本育ち、日本語しか話せないという純日本人なのだから驚きを隠せない。
お母さまとは食の好みが異なるため、小さな頃から自分の食べたいものを自分で作って食べていたというカレンさん。
おばあちゃん子だった影響もあり、和食が得意だそうです!
某テレビ番組で披露した料理の腕前が注目され、バラエティ番組に出ている姿やお喋りからは想像しがたいですが、知る人ぞ知るお料理上手な芸能人のうちの一人なのです。
読んだら作ってみたくなる
「それを子どもの頃に集めたガチャガチャサイズくらいの大きさに切ります」
「アクセサリーをつけるくらいの気持ちでつけてあげてください。」
「何かしらの反応を見せたら、あ、楽しくやってるな、と見過ごしてあげてください。」
これ、本文から一部抜粋したのですが、なんのレシピか分かりますか??
お料理のレシピのはずが、まるで物語を読んでいるような感覚になってしまいます。
カレンさんはこのレシピ本の冒頭で
毎日食べる物だからこそ
もっともっと楽しくていい
たまには適当になっちゃっていい
たまには頑張っちゃってもいい
数字に惑わされずに
ただ自由に絵を描くように
料理をしたらいい
と綴っています。
なんてステキな感性なんでしょう。
ちなみに、先ほどのレシピは「鶏のから揚げ」でした!
料理はもっと自由にハッピーに
カレンさんも綴っているように、絵を描くように自由に料理をしてみよう。
食べたいものを、食べたい温度で、入れたいだけの調味料で。
そんなんでも立派な1品だし、うまくいかなくてもどうせまた明日作らなきゃいけないのだから、また再挑戦すればいいじゃないかという気持ちにさせてくれる。
ふしぎな、まるでおとぎ話のような、ファンタスティックな料理本なのであった。
毎日の料理にウンザリしている皆さんに是非手に取って頂きたい。
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